こんにちは、池田です。
断熱材のお話「パート2」です。
季節の変わり目、段々と気温が下がってくると、インテリアも冬支度を始めますよね。
家づくりに関連するテレビCMなんかも冬仕様になってきました。
ケーアイリビングでは長年、新築はもちろん、リノベーションでも断熱に力を入れています。
【断熱材の施工について】
約25年前・・・10k・厚み50㎜のグラスウール(熱伝導率0.050)が主流だったころから、ケーアイリビングでは厚み90㎜のロックウール(熱伝導率0.038)を使用し、カットの仕方にも施工方法も重要と考え、常に気を配ってきました。
というのも、昔の施工でよく見かけられた「フリーハンドでカット」すると、若干斜めになったりゆがみが生じたりして、隙間ができるため断熱欠損だらけになります。
断熱材が小さいと、スカスカで外気が回ります。
柱と柱の間にきっちりとはめ込むことにより、押しても下がらないぐらいの状態にします。
ただ、断熱材が大きすぎてゆがみがあると、断熱材とボードとの隙間に結露が生じるので、丁度良い大きさがベストです。
断熱材って良いものを使っていても、施工をきちっとしないと意味がないんですよ。
ケーアイリビングの大工さんたちの施工力は自信を持っています。
断熱材のサイズをきっちりして仕込むことを、長年大切にしてきました。
考えたら、お薬と一緒ですね。
処方もきちっと、服用も用法・用量を守って。
【断熱材の種類について】
ここで、グラスウールとロックウールの違いです。
どちらの断熱材も性能や性質はよく似ています。
グラスウールはガラスからつくられ、10k、16k、24k、32kと密度ごとにランク分けされます。
熱伝導率は16kで0.038(W/mK)
一方のロックウールは玄武岩が主原料の断熱材です。
熱伝導率は0.038(W/mK)で、グラスウール16kと同等です。
グラスウールであれば、密度によってランク分けされているので、どのグラスウールを使用しているかチェックしないといけません。
【現在におけるおうちの購入ポイント】
昔:構造+設備
今:構造+断熱+設備
と考えましょう。
【メリット】
暖かい家で暮らすということは、健康と密接な関係があります。
断熱性能が高いということは・・・
・脳梗塞や心筋梗塞、ヒートショックなどの予防
・寒さのせいで足が十分に上がらず転倒するリスクの軽減
・他にも喘息やアレルギーなどの症状の緩和
など、良いことがいっぱいです。
そして何より、電気代やガス代・灯油代等の光熱費が高騰している今、節電にもなります。
健康とお財布に優しい断熱リフォームを検討してみませんか?
【今後について思うこと】
今後何年かしたら、断熱に対する意識も高くなり、現在主流のペアガラスからトリプルガラスが標準レベルになるのでしょうね。
【住まいの豆知識】断熱のこと(1) |
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