こんにちは、池田です。
先日、小さないのちのドア主催の現代国際巨匠絵画展に出席しました。
会場には予定よりも30分早く到着しましたが、早くもたくさんの人でいっぱいでした。
会場には斎藤知事やミゲール・ペイドロ画伯もいらしていました。
ミゲール・ペイドロ画伯は絵心のない私は存じ上げなかったのですが、かなり有名な方らしいです。(わざわざスペインからお越しになったそうです)
会場に着くといつもお世話になっている施設長の西尾様よりスピーチをお願いされました。
まずは、まずは代表理事の永原先生からごあいさつがありました。
思い起こせば5年前、予期せぬ妊娠をされて誰にも相談ができない方のための施設をつくりたい。けれど先立つものが心もとない。といった状況から必死になって資金集めをして何とか施設を建てたことがなんだか昨日のようです。
当時、県の一部の職員さんはとても親身になってくれていたそうですが、当時の知事は動いてくれなかったそうです。
私の方も大手建材メーカーや大手の建材卸店などに掛け合って資金援助とまではいかなくても余っている部材や、発注ミスで廃棄予定の商材があれば譲ってほしいと話をしましたがすべて断られました。
そんなことを思い出して永原先生のスピーチを聞いていると胸が熱くなります。
続いては斎藤知事のスピーチです。
斎藤知事がこの事業を後押ししてくれたおかげで県の事業となり、現在では妊産婦等生活援助事業として国が法定化しました。
この事業は全国に先駆けて永原先生が始めたものです。
他人のためにここまで献身的に行動できる人を、私は出会ったことがありません。
献身的な心と情熱とそして信念のなせる業です。
続いてミゲール・ペイドロ画伯のスピーチです。もちろん通訳ありです。
思いのこもったスピーチが長引いたためその他来賓のスピーチは割愛しますとアナウンスがありました。
内心ほっとしたのでさっそく立食を楽しみます。
おおきなお稲荷さんを口いっぱいにほおばっていると、つづきましてケーアイリビングの池田さんより一言お願いします。と聞こえてきました。
エッ?スピーチ??いますぐ???頭は真っ白、口の中はお稲荷さんでいっぱいです・・・
お稲荷さんをお茶で流し込んで一言・・・
話し終わると、どこかのお偉いさんが ‘あんたか? あんたやったんか? あんたがおらんかったらこの施設はできてへんかった。ありがとう。’ と声をかけてくれました。
別に見返りをもとめて建築に協力したわけではないのですが、熱い思いでありがとうと言ってくれて目頭が熱くなりました。
私のスピーチは思いのほか良かったらしく施設のスタッフさんが胸にぐっときました。なんて言ってくれました。
建築を通じて多少、人様の役に立ったと自負しています。
小さないのちのドアの事業に携われたことはこの先もずっと私の誇りになるでしょう。